土地探し

 
どこにする?
 
土地を探すに当たって、まず決めないといけないのは場所です。
関東に縁もゆかりもない私たち夫婦は、ここに住みたいという場所もなかったので、
1.土地面積120u以上で、100u以上の家が建てられる土地
2.通勤時間が1時間30分以内
3.駅まで徒歩20分以内
4.近くに工場など騒音を発するようなものがないところ
5.自分たちでハウスメーカーを選びたいので、できれば建築条件が付いていないところ
という条件で場所を絞っていきました。
(が、この条件は後でちょっと変わっていきます。)
まずはインターネット
 
知り合いに不動産屋がいる訳でもないので、とりあえずインターネットで検索をしました。
主に利用したところはISIZEです。条件を入れて検索できるので、自分たちの条件にあうもので買えるこころはどの辺りになるのか把握できました。
ある程度情報収集できたところで、不動産屋に行ってみることにしました。前述のとおり不動産屋に知り合いはいませんので、ISIZEに物件をたくさん載せているとこで、現地を見てみたいと思った物件を持っている不動産屋に行くことにしました。
 
不動産屋回り
 
理想と現実

まず、1軒目A社。
ここでは3箇所物件を見ました。
【1つ目】
古い住宅地の一角。結構密集している。新しく立て替えた家が周りの数件あるが、全部3階建て。
日当たりが少し気になるが、いちばん気になったのは、側溝の匂い。 下水道が完備されてない場所なので、汚水が流れる側溝がむきだしである。 古い住宅街なので、かなり汚れていて匂いを放つ。
【2つ目】
ここも、また側溝が汚い。となりに飲食店がたくさん入っている2階建ての古い建物があり、その建物の裏側が物件から丸見えで、かなり汚い。換気扇の排気が物件の方に向いているので、実際に住むとなると、洗濯物に食べ物の匂いが移るのではないかということが気になる。
【3つ目】
この物件は、川沿いの7件ほどの新規分譲地で、前の2箇所に比べて断然きれいだった。付近の家も比較的新しい家ばかり。ただ、狭い。100u程しかなかった。

不動産屋回り1軒目にして、私の理想はガラガラと崩れさっていきました。
条件に合う面積がある物件は、とにかく周辺が汚いのです。
こんなとこに新しいおうちを建てて、ガーデニングして花をいっぱい咲かせても、周りを見ると何もかも台無しという場所なのです。
逆に、周りの綺麗な新規分譲地だと面積が狭く、駐車スペースを取るのでいっぱいいっぱいです。庭なんて造れません。
この時点でかなりブル〜になり、現実の厳しさを思い知ったのでした・・・。
A社とは、この日1日でお付き合いは終わりました。

この日、2件目B社。
ここでも3箇所物件を見ました。
【1つ目】
図面では分からなかったのですが、現場に行ってびっくり。物件が前面道路から70cmほど下がっている。これを、埋め戻す費用を考えるとパス。それに、日当たり悪そうだった。 近くに幼稚園があることもひっかかる。(うるさいかも?)
【2つ目】
細長い形の土地。周りの環境も特に悪い印象はないが、土地が細長いので間取りを考えるのに苦労しそうだった。
【3つ目】
川沿い10件くらいの新規分譲地。条件のいい区画はもう売れていて、残っているところは、後ろに大きな工場が建っているか、日当たりの悪い場所。物件を見た日は休日だったので、工場もお休みでどれほどの騒音を発するのか確認はしていないが、やぱりちょっとパス。

このB社には、後日またお世話になります。

この日、実際に物件を見て思ったことは、私たちが提示している条件の土地は私たちが買えるような金額ではないということです。
駅からの距離、広さの条件をクリアしているものは、現場に行くと何かしらの問題があります。
前述のような周りが汚い、騒音がするものが近くにある、日当たりが悪いなどなど。
新規分譲地のような綺麗な環境を重視すると、今度は駅からの距離、広さが条件を満たしません。
でも、まだ物件見学初日だったのでブル〜入ったと言っても、まだまだ元気なものでした。
その証拠に土地探しの条件を下げるどころか汚い側溝をみたお陰で、『下水道のところ』という新たな条件が加わったのでした。

 
変な場所を勧めるな

不動産屋回り2回目。この日は、初回とは全く違う場所に行きました。
インターネットで場所の割りに安い物件を見つけて、とりあえず見に行くことになりました。 この「場所の割りに安い!」というのはなんらかの問題がある訳なのですが、まだまだ世の中を甘くみてました。
インターネットで見た物件を取り扱っている不動産屋(C社)に行きました。 そこでとりあえず、私たちが探している土地の条件、出せる金額を担当の人に伝えました。で、私たちの条件に近い物件を何件かピックアップしてもらいました。
今回の場所は前回の場所より土地相場が高いところです。前回の場所でさえ、買える土地はなんらかの問題があるのですから、今回はなおさらです。でも、この時点ではまだ気がつきませんでした。物件を提示されて、現地を見て身にしみて分かるのでした。
まず提示された土地は、車で乗り入れの出来ない土地です。物件まで階段で行くしかないのです。不動産屋さんはいとも簡単に、
「周りの住民の承諾が得られれば、階段をつぶして道路にできますよ。」
・・・・・・・。なんで、私たちだけがお金をだして、共有の階段を道路にしなきゃならないんだ!! そんなことしてまでそんな土地は買いたくないよ〜、変な土地を勧めるなっと心の中で叫びながら、丁重にお断りしました。
そして、結局インターネットで見つけた物件と、もう1つ新規開発分譲している物件を見に行くことになりました。しかも、自力で。不動産屋の担当の人はこれから約束があるとかで、一緒に回ることができないとのことでした。きっと、この人たちを案内して回ってもお金にならないと思われたのでしょう。
【1つ目(インターネットで見つけた物件)】
この物件の売り文句は、『日当たり良好、眺望抜群!』。まさしくその通り。崖っぷちなんだから、日当たりは良好でしょうよ、眺望抜群でしょうよ。旗地だってことは図面を見て知ってはいたけど、途中で電信柱が邪魔して車も入らない幅ってどうゆうことよ。もう、最悪の物件。
【2つ目】
新規開発分譲地で私たちが買えそうな値段ってことは、何かあるとは思っていたけれど・・。 車で入れない分譲地ってあり?道路から数m下がったところにその物件を発見。ええっ、階段もないし、どうやってそこまで下りるの、車はどうするの?もう売却済みの区画を見ると、長〜い階段が道路から土地に設置されている。もしかして、階段を自分でつけるの?もう一つ残る疑問は、車。よ〜く図面を見てみると、もう売却済みの区画には隣接道路脇に駐車スペースがあり車を止めるめる場所が確保されている。でも売れ残っている土地には駐車スペースは確保されていない!これって、駐車場を別に借りろってこと?おまけに、高圧線の鉄塔が近くにあって、バチバチを音を発しているではありませんか!!ああ〜、やだやだ。
この問題ありすぎの2つの物件をみて、私たちの置かれてる状況がやっと分かりました。坪単価が予算よりも高い場所で私たちが買える価格の物件は、かなり問題があるということを身にしみて感じました。この日で、この場所には買える土地はないと きっぱり諦めました。
C社に「条件にあう物件があれば連絡をください。」とお願いして帰りましたが、連絡は一切ありませんでした。仕方ないと思います。私たちの条件に合う物件で、買えるような土地はないのですから・・。

 
不幸の始まり

不動産屋回り3回目。
1件目、D社。
またまたインターネットで見つけた不動産屋です。 いつものように私たちが探している土地の条件を伝え、何件か物件を提示してもらったのですが、現地を見たいと思えるものは1件しかありませんでした。
【その1件】
12件ほどの新規分譲地で、2件ほど売れ残っていたと思う。やはり売れ残りだけあって、その分譲地内では一番条件が悪そうだった。とにかく、日当たりが悪い。冬だとほとんど日が当たらないのではないかと思う。家がかなり密集して立ているので風通しもかなり悪そうだった。でもそんなことは二の次で、日が当たらないというのはかなり問題がある。日当たり良好、眺望抜群の崖っぷちの方が、まだいいかも・・・。

2件目、再びB社。
あらかじめ条件にあいそうな物件の図面何件か郵送してもらっていて、その中で現地を見たいと思った物件を2件見に行きました。
【1つ目】
面積も広く、日当たりもいい。が、やっぱり問題あり。目の前が、運送業者のトラックの駐車場。大きなトラックが10数台止まっている。不動産さんは、
「休日はこのとおり出入りがないし、平日も朝晩の出入りしかないから、そんなにうるさくないですよ。なんなら、私が朝ここでトラックの出入りを待って、どれくらい騒音がするか確認しましょうか?」
なんてことを言う。そんな、人が聞いた音の感想なんか、あてにならない。人それぞれ感じ方は違うだろうし。 にしても、そんな状況確認以前の問題で排気ガスも気になるし、やっぱりパス。
【2つ目】
これも面積も広く、日当たりもよさそう。が、やっぱり問題あり。家の裏が土建業者の資材置き場。 資材の出し入れにかなり音が出そう。今いる社宅の前にも資材置き場があるが、かなり音がうるさい。その音で朝、目が覚めるほどだ。その経験からも、パス。

そんな感じで2件目を見終わって、担当の人の車でB社に帰る車内でのやりとり。
Halちゃん:「今日見た2件もやめときます。」
担当の人:「駄目ですかぁ。 条件がそのまま合う土地なんてそうないですよ。何を我慢するかですよ。皆さん妥協できるところは妥協するんですよ。何が妥協できるか、考えてみて下さいよぉ。」
なんて会話が続き、思い出したように、
担当の人:「そういえば、この先にいい土地があるんでよね。まだ売れてないと思うんですけど。ちょっと予算よりも高いですけど、いいですよ。 お金があるのなら私が買って住みたいくらいです。」
Halちゃん:「値段はいくらなんですか?」
担当の人:「○○○○万円」
Halちゃん:「ちょっと、高いな〜。」(予算より200万くらいオーバー)
担当の人:「でも、本当にいいですよ。」
Halちゃん:「この近くなんですか?」
担当の人:「ええ。」
Halちゃん:「じゃあ、ちょっと寄ってもらえますか。見るだけ、見ます。」
ということで、その物件を見ることになりました。
でも、これが土地探しの中での一大事件に発展することになるのでした

 
一見理想の土地
担当の人の言葉に誘われて、その土地を見に行きました。
いい!本当にいい!一目ぼれです。私もHalちゃんも一目みて気に入りました。
私たちが求めている条件をすべてクリアしているのでした。
私たちが求めている土地はまさしくこれ!という土地でした。
土地の広さも150u以上ありますし、なんと言っても区画整理された住宅街なので土地はほとんど正方形、周りの家も築10年くらいの、割と新しいお家ばかり。
ここなら、新しいお家をたてて、ガーデニングしてお花をいっぱい咲かせても、似合う〜〜〜、と私の夢は広がる一方です。
再び、B社に帰る車内。
担当の人:「気に入りましたか?」
Halちゃんと私:「気に入りました!!」
Halちゃん:「でも、値段がな〜。100万くらい下がりませんか?」
担当の人:「う〜〜ん、どうでしょうねえ。・・・・・・・・・でも、下がるかもしれませんね。交渉次第ですよ。あの土地は結構長い間、売れてないですからね。・・・・・・1つ、問題があるんですよね。 あの土地に前に住んでらしゃったおじいさんが、事故で亡くなってらっしゃるんですよ。その亡くなられた後に売りに出されたんですよね。 だから、気になる人は気味が悪がって、なかなか売れないんですよ。前にも新婚のご夫婦が買う気になっていたんですけど、ご両親に相談したら反対されて話が流れたんですよ。でも、ちゃんと御祓いもしてあるし、問題ないんですけどね。」
私:「じ、事故って何なんですか?」
担当の人:「さあ、私は事故ということしかしらないです。事故の内容は土地の売買契約の時に詳しい説明がありますよ。宅建で重要事項を説明することが義務づけられてますので。でも、転んで頭の打ち所が悪くて死ぬこともありますし、脳梗塞とかで倒れてな死ぬこともありますし。戦争があった時代とか昔のことを考えると、どの土地だって誰かその上で死んでますよ。」
私:「・・・・はあ、そうですよね。」

この時は、担当の人の「何の事故か知らない。」という言葉を全く疑わずにいました。
それより理想の土地にやっとめぐり合えたということで 、頭がいっぱいでした。
私もHalちゃんも事故ならって軽く考えていて、値段を下げてくれるのなら買おうと意見が一致していました。
そして、担当の人に、
「値段を○○○○万円にならないかと交渉してみてください。」
とお願いして帰りました。
 
丑三つ時に現地調査

自宅に帰る車の中、事故のことがちょっと気になりながらも、Halちゃんも私も値段が下がれば買えるねとすっかりその気になって、話をしていました。
その時、携帯にB社の担当の人から電話が。
「土地のことなんですけど、確認したらあんまり長い間売れないものだから、建売にして売ることにしたらしく、建築確認申請を今出してるらしいんですよね。でも、買い手がいるのなら更地で売ってくれるみたいですよ。値段のことは担当の人がいなかったのでまだ交渉できてないんですけど、もし値段を下げるという回答が出たら、今週中に、買うか買わないか決め下さい。向こうも土地として売れないのなら建物を建て始めるので。」
と。 この時は、もう少しで買えなかったかもしれないんだ〜、ラッキー、ラッキー、なんて思ってました。
後になって考えれば、この建築確認申請を出したっていう話も本当だったかどうか分かりません。
ただ単に、早く私たちに「買います。」を言わせたかっただけかもしれません。

それから、2日後の火曜日。(物件を見に行ったのは日曜日。)
あらから、やっぱり事故のことが気になるな〜と思っていました。
仕事中、社長(社長はうちのHalちゃんのお友達)に、
「土地見つかった?」
と聞かれました。
「今値段の交渉中なんですけど、社長に土地を見てもらった方がいいかもしれないです。」
と、今までの経緯を説明しました。
「その不動産屋、なんの事故があったのか知ってるよ、知らないわけがない。その土地、買うのやめたほうがいいんじゃない。何かあるよ。いいよ、見に行ってあげるよ。近づかない方がいいところは、すぐに分かるから。」
社長は霊感が強いのです。 なんて、頼もしいのでしょう。
理想の土地にめぐり合えたことに喜んでいて深く考えてなかったのだけど、よ〜く考えてみるとやっぱり変です。
あの土地の周りの住宅は築10年以内の新しい家ばかりです。
ということは、あの土地の上にも築10年以内に建てられた家があったはずなのです。なにも問題なければ、中古の家として家も売られるのが普通です 。
それなのに、あの土地は家をわざわざ壊して更地にして売り出しているのです。
おおおおおおお・・・・、わざわざ家を壊さないといけないような事故って何???悪い想像は膨らむばかりです。
ちょうど、社長とその土地のことを想像を膨らませて話していたとき、Halちゃんから携帯に電話が入りました。
Halちゃん:「土地値段を下げるって連絡あったよ〜、返事を早めにしてくれって。どうする?」
私:「今、社長に土地の話をしてたんだけど、よくよく考えてみるとあの土地、やっぱりおかしいよ。社長、土地見に行ってくれるって。なんかあるって。」
その後、電話を社長に代わり、Halちゃんと社長でやりとり。
社長:「見に行くのだったら、やっぱり丑三つ時がいいんだけど。一番、霊が活発に動くからね〜。」
と言うことで、丑三つ時に見に行くことになりました。また、Halちゃんと社長の仕事のスケジュールの関係で、いちばん都合がいい日がこの夜ということになり、この日の夜に現地に行くことになりました。

その日の夜、社長と社長の自宅で合流して、午前2時ごろ現地に着くように車で向かいました。 予定通り現地に午前2時頃到着。社長は、現地に付くなり一箇所を見つめたままです。
社長:「ここかあ、買うの止めたほうがいいかもね。」
Halちゃんと私:「そこに何か見えるの?」 社長:「うん、なんか感じるなあ・・。俺だけかなあ、見えるのは。」
全く霊感がないHalちゃんと私は、見守るだけです。
私:「おじいちゃんがそこにいるんですか?」
社長:「う〜ん、おじいちゃんは感じないけど、なんかあるよね。おじいちゃんはいい死に方してない気がする。」
Halちゃんと私:「・・・・・・。」
社長:「俺としては薦めないなあ。不動産屋に事故が何なのかちゃんと聞いた方がいいよ。絶対、知ってるって。転んで頭を打って死んだとかそうゆう事故なら、まあいいかもしれないけど、自殺なら買うのはやめたほうがいいよ。」

この後、私とHalちゃんは話し合って、とりあえず不動産屋さんに事実はどうなのか聞いてみようということになりました。

 
重要事項説明
丑三つ時の現地調査が終わって、自宅に戻ったのは午前4時30分頃でした。
その日も勿論仕事があるのに・・・とほほ。
私は、少しでも長く睡眠時間を取りたくて、すぐに寝てしまいました。でも、Halちゃんは・・・・。
朝(数時間後)起きると、
Halちゃん:「おじいさんの事故って何だかわかったよ。」
私:「何で分かったの?」
Halちゃん:「宅建で売買契約時に重要事項の説明が義務づけられてるってB社の○○さんが言ってたよね。で、重要事項で説明しなければならないものは決められてるはずだから、インターネットで調べてみた。」
そう、Halちゃんは帰ってきてからも寝ずに、インターネットで調べていたのでした。
Halちゃん:「重要事項の説明で説明しなければならない事故は、火事か自殺。だから、あの土地で起こったことは火事と自殺のどっちかしかないんだよ。」
私:「げっ!どっちだろう〜。更地になってたから火事かなぁ?」
Halちゃん:「今日、不動産屋にちゃんと聞いてみるよ。」

そして、その日、Halちゃんは不動産屋に電話して聞いたのでした。
Halちゃん:「おじいさんの事故って何ですか?知ってるんでしょ?」
担当の人:「・・・・知ってます。」
Halちゃん:「それを聞かないと、買う買わないの判断はできません。」
担当の人:「おじいさん、自殺されたんです。」
Halちゃん:「買いません!!」
こんなやり取りだったようです。

結局、不動産屋は事故の内容を知っていたのでした。
理想の土地に初めて巡り逢えたことで浮かれてしまって、不動産屋の「事故の内容は知りません。」と言う言葉を、何の疑いもなく鵜呑みにしてしまった私たちも私たちなんですが、それを差し引いても、知らないと嘘をついたこのB社の担当の人には不快感を覚えます。
また、後日に知ったのですが、目の前がトラックの駐車場の物件はトラックの駐車場が撤去され、そこに12m道路が作られるそうです。そうゆう計画があることを知らなかったのかもしれませんが、プロとして知らなかったと済まされることなのでしょうか。
とにかく、この担当の人には痛い目にあわされました。 この件の後も、B社からは条件にあう土地の図面が郵送されてきましたが、お断りしました。 嘘つきは嫌いだ〜〜〜〜〜〜っ。
 
妥協した点
毎週の不動産屋周りで肉体的に疲れ、事故物件の件のおかげで精神的に疲れて、Halちゃんと土地探しに間をおこうということになりました。
「今度の土日はお家でゆっくりしようね。」
土地探しに間をおこうといいながら、やっぱりインターネットでの検索は続いていました。
どこで、調べたのかHalちゃんが、
「建設条件付で、駅までバスでいかなきゃならない物件なんだけど、見に行く?パスだけど徒歩で30分くらいの距離だから、終バスが出た後歩いて帰れるから。」
と。 土地を探し始める前には、Halちゃんはこう言ってました。
「駅まで歩ける距離。終バスが出た後歩いて帰れる距離。徒歩30分以内かな。」
なぜ終バスが出た後、歩いて帰れる距離じゃないと駄目なのかというと、
「機嫌が悪い時だと車で迎えに来てくれないだろうから、歩いて帰れる距離じゃないと駄目。」
なんだそうです。 でも、実際に物件を探し始めると、『駅までバス○分』と記載されているものは避けていました。
選んでいたのは、徒歩表示のもので、時間は20分ぐらいまでのところばかりだったと思います。
悔しいけれど、B社の担当の人に言われた、
「条件がそのまま合う土地なんてそうないですよ。何を我慢するかですよ。皆さん妥協できるところは妥協するんですよ。何が妥協できるか、考えてみて下さいよぉ。」
この言葉は当たっているのです。
妥協していかなければ土地は見つからないかもしれない。
Halちゃんがこの人に言われたことを考えて、バス表示のところを探してきたのか分かりませんが、これをきっかけにバス表示の物件も見るようになりました。
結局、
「今度の土日はお家でゆっくりしようね。」
という話はどこかに行ってしまい、次の土日にこの物件を見にいったのでした。
建設条件付でしたが、ハウスメーカーが見積りを依頼する候補にあがっていたところだったので、問題はありませんでした。

【初の駅までバス物件】
高基礎で、基礎の部分を車庫にしてある。面積は広いし、日当たりもいい。周りも静かである。問題は、基礎の部分がかなり高いので階段の上り下りが大変なこととバス停まで一丘越えなければならないこと。バス停までの道の勾配はかなりきつかった。老後のことを考えるとかなり不安。また、パスも1時間に2本しかないので、不便。やっぱり、パス。
 
何とか見つかった!!

後日、またHalちゃんが探してきました。『駅までバス○分』の表示のものにも目を向けるようになって、今まで目に止まらなかった物件が目に止まるようになり、道が開けました。
これもまたまた、インターネットで見つけた物件です。 『旧開発分譲地、都市ガス、下水道、土地面積150u以上ある整形地、建蔽率60%、容積率100%、第一種低層、駅までバス8分、建築条件なし』 おおおお、まさに理想の土地です。駅までバスに妥協すれば、いい物件があったのです。それも、この旧開発分譲地内で売り出しているところが2件あるらしいのです。価格は私たちの予算より少しオーバーしていますが交渉次第なので、とりあえず現地を見にいこうということになりました。 インターネットにこの物件を載せている不動産屋E社に行きました。 お目当ての物件は決まっているのですが、とりあえず取り扱っている物件を見せてもらって、現地を見たいものをピックアップしました。そして、旧開発分譲地内にある物件2件を含む4件の現地を見ることになりました。
【1つ目】
土地までの出入り口が隣の家と共有しているらしく、お隣の駐車場と化していた。車が2台通れる幅はなく、お隣が車を止めていると出入りが難しい。もめそうである。また、周辺が小汚い。パス。
【2つ目】
面積が広く環境もいいが、南側の家が3階建てで日当たりが悪いので、パス。

さあ、いよいよお目当ての旧開発分譲地内の物件です。
昭和46年に開発されたそうです。 きちんと区画整理されているので、家並みが綺麗です。
当初からの古い家もありますが、新しい家へ建て替えが進んでいるので、古い家と新しい家は半々ぐらいだと思います。
車で2,3分のところに生活に必要なお店はそろっているし、家の周辺の道路は住民の出入りの車の通行がほとんどなので、いたって静かです。
すぐ側に川が流れていて、その土手を歩いていけば遊水地にたどりつきます。その遊水地野鳥の森になっていて、その池の周りが周辺住民のジョギングコースになっているそうです。
通勤にはちょっと遠いところですが、住むのにはいいところだと思いました。
2つの物件ともとも北側道路(西、東、南に隣家がある格好)で、古家が建ったままのものです 。
土地面積が両方とも150u以上あるので南側に家があっても、日当たりを気にする必要はありません。
ただ、1つ気になったことがありました。新しい家はどの家も基礎が70cmほど 上げてあるのです。
疑問に思って不動産屋の担当の人に、
私:「この辺、水害が多いんですか?」
担当の人:「さあ、聞いたことないですけど。」
私:「でも、こんなに基礎が上げてあるってことは、水が出る以外考えられないですよね・・・。」
この後、バス停にバスの時刻表を見に行きました。通勤帰宅の時間帯のバスの本数と終バスの確認です。バスの本数も多く、これなら通勤にバスを使っても大丈夫だと納得しました。 Halちゃんも私もこの開発分譲地の物件が気に入ったので、2つのうちどちらの物件と交渉を進めて行こうかということになり、周りの家のきれいな家の方の物件と交渉をすることにしました。(家を建てた場合の庭からの景観が気になったのでした。)
そして、不動産屋さんにその意志を伝え、
「土地を売りに出された理由とこの辺りは水害が多いのか聞いておいてもらえますか。」
とお願いしました。もう、事故物件はごめんです・・・・・。

不動産屋さんから返事がくる間、うちのHalちゃんがインターネットで物件の辺りの水害を調べました。
確かにあの周辺地域は床上、床下浸水が頻繁に起こっていたようです。しかし、遊水地の整備が進み、今ではほとんど発生していないとのことでした。

後日、不動産屋さんから連絡がありました。
「土地を売られる理由は、ご主人が海外赴任されているので、日本を引き払って家族でご主人のいる海外に行かれるそうです。それから、水害について売り主さんに確認したら、20年ほど前に一度床下浸水があったそうですが、遊水地が出来てからはないそうです。」
インターネットの情報と合ってるし、じゃあ大丈夫だよね〜、とHalちゃんも私も納得して、次は金額の交渉に入りました。
金額の方は、売り主さんがこちらの希望金額をあっさりと飲んでくださったので、あっという間に決まってしまいました。

これで、やっと土地探しが終わった訳でです。良かった、良かった。 がっ・・・・喜んだのは束の間・・・・。
最初に売り主さんがおっしゃったと不動産屋さんから聞いた 『床下浸水1回』と言うのは間違っていて、後日売り主さんから直接聞いたお話で、『床上浸水1回、玄関先まで水がくるのは3,4年1回』ということが判明しました。
水害から逃れる為の高基礎が私たち夫婦にまたまた悩みをもたらすのでした・・・。 とほほほ。

 
 
終わって・・・
 
土地探しは、今年(平成13年)1月半ばから始まりました。
土地が決まったのは、3月10日。 約1ヶ月半の間のことでしたが、なんだかすごく長く感じました。土日は土地の物件回りか住宅展示場回りと休むことなく動いていたことと、やっぱり、あの事故物件のおかげでしょうか。すご〜く、疲れました。でも、ほぼ自分たちが探していた土地と出会うことが出来たので、本当によかったです。(でも、水害がちょっと心配・・・・・。)